3.「痛くないけど、取り合えず」で依頼をされるケースが圧倒的に多い

自覚症状の無い産後の骨盤。

それなら1~2回で十分です。

「歪み=要治療」は固定観念なのです

依頼されるママの半数以上は「症状無し」

これは本当にビックリしました。

「特に症状は無いけど産後の骨盤矯正をお願いします」

このケースが本当に多い。自然分娩のママに関しては半数近くがこれでした。

  • 症状の特にない身体
  • 自然分娩による出産
  • まだ20代~30代のママ

施術前の検査で「殆ど陰性(クリアー)」となるケースもあり、触る所が殆ど無いママもいたくらいです。

産後は骨盤が歪む・開くという固定観念

症状は無いけど、産後の骨盤矯正は受けたい。

それは「産後は骨盤が歪む・開く」とママが思っているからです。

実際に産後の骨盤を施術していると「必ずそうとは限らない」となるのですが、世の中は少し違います。

  • 産後は骨盤が歪む・緩む
  • 産後は歪んだ骨盤を整える最大のチャンス
  • 産後太りは骨盤のせい

こういった情報が溢れているので、知らず知らずのうちに「そういうものなんだ」と刷り込まれているのです。

そう、世の中がママに刷り込んでいる状況なのです。

何も知らない、不安でいっぱいのママに「ほら歪んでいますよ」と刷り込んで「だから10回コースで調整しましょう」と相手の知らない事に乗っかるのはフェアでは無いと思います。

専門家は嘘偽りなく伝え、安心感を与えるべきです。不安を煽って「私なら何とかできる」と拾い上げる方法はプロとして恥ずべき行為だと思います。

「行けば必ず歪んでいます」と言われる現実

この状況を複雑にしているのは「産後の骨盤矯正」で初診の時に必ず言われるセリフです。

「あ、確かにこれは歪んでいますね」

この鉄板フレーズが産後ママの「産後の骨盤は歪む」という固定観念を正に鉄板にしています。

  • 「やっぱり歪んでいるだ」
  • 「来て良かったー」

この時点でママは「私の骨盤は歪んでいた」「骨盤が悪い状態なんだ」「骨盤矯正してもらわないと駄目なんだ」と相手の懐に自分で飛び込んでいます。

良心的な院、骨盤をしっかり見極めできる院なら半数以上の初診のママにこう言うはずです。

「普通に動いているし綺麗な骨盤ですよ。大丈夫です。」

だって本当に何も問題が無いからです。

本物がどんどん少なくなっている

元々が整骨院や鍼灸院の生き残りをかけて、自費診療導入の策として生まれた「骨盤矯正」と「産後の骨盤矯正」。

「市場を1から作り上げる」という工程を間近で見れて本当に勉強になりましたが、その結果が過当競争と誇大広告の嵐です。

そして、そこに巻き込まれた「何も知らない産後ママ」が「必要のない施術」の為に時間とお金をやりくりしています。

今の世代の施術家は「~だから来てください」と回数券と定期通院を提案してきます。

少し前の世代の施術家は「もう大丈夫ですよ」と患者さんに安心感を与え自立を促しました。その結果、紹介の輪が広がったのです。

今の状況は競争が激しいから仕方がないとかではありません。

単純に「本物の治療家」が減ってきただけなのです。治療家の粒が確実に小さくなっている。

今の時代は「治療ビジネス」を展開する人が増え過ぎました。

偉大な治療家程、表舞台から遠ざかって粛々と臨床に臨むのもわかる気がします。

茨木・箕面彩都で産後の骨盤矯正/マタニティ整体をはお気軽にご相談下さい。

産後の骨盤矯正の出張エリア

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