彩都の丘学園の靴箱を見て思った事。
実は私、所用で彩都の丘学園に足を運ぶ事も多いのですが、せっかくだしと靴箱を拝見する事があります。目的は「今の子供達の足はどうなってるのかな?」という興味本位です。
これは娘がお世話になっていた粟生幼稚園でも、アスク彩都西保育園でもやっていました。別に靴を取り出して見る訳じゃないですよ(笑 それはもう完全な変質者です。
靴箱に突き刺さっている?靴の踵を眺めるだけですが、それでも十分な情報が得られます。
そりゃまあ、一応身体の専門家ですから!
下半身が安定していない子が多い
彩都の子供達は教育熱心な親御さんが多く、習い事も2~3つを掛け持ちされているご家庭が多いと思います。水泳やサッカー、バレーにダンス、体操と神経強化の為に運動系の習い事を中心に組み立てているご家庭も多いはず。
娘の友達も私に自慢の蹴り(空手かな)や正拳突きをお見舞いしてくれますし、バレーや体操の子は柔らかい身体を見せてくれます。楽しんでいるんだろうなと伝わってきます。
だからこそ余計にショックかもしれません。でも、靴は決して嘘をつきません。
- 後ろ重心となり、踵の外側が削れている靴
- 股関節が不安定となり、踵の内側が削れている靴
- 片足重心で踵の片側だけが削れている靴
単純に「重心がズレている」子供が多いのです。この歪みを抱え込んだまま競技練習に励んでいると足首や腰下は辛いだろうなと思います。
この状態、この重心でどんな運動をしても「段々と整っていく」という事はまずありません。この重心をベースに動きを作り上げていくので「定着し、戻れなくなる」だけなのです。
身体の優れた機能である「代償機能」がフル活用してのバランス調整ですから、競技者としての成績は出せるかもしれません。ですが、故障の頻度は年を経るごとに増えていくはずです。
今は専門教育よりも基礎教育を大切に
サッカーも野球も、水泳もラグビーも。バレーですら人間の運動として「応用」の範疇になります。競技者として成長させるには「基礎運動」の土台を整えておく必要があります。
その土台を蔑ろにすると選手としてのピークは中学生で頭打ちです。
- バットを振り回すスラッガー
- ボールをぶん投げるピッチャー
- ボールを蹴り足で蹴るだけのサッカー選手
力任せのプレーでは「その瞬間の成績」は出せても次のレベルに繋がる「伸びしろ」がありません。いずれは壊して引退です。
見た目にわかりやすい「専門教育」に拘りたい気持ちもわかりますが、なるべく「基礎教育」にしっかり取り組んであげて下さい。
下半身の運動軸が「膝」のまま成長すると、力で力を抑え込むプレーしかできなくなってしまいます。
それは故障への最短ルートなのです。
「正しく歩く」事ができる様に
私達人間の運動は「歩く」が基本です。まず「正しく歩ける事」ができてこそ応用編の「走る」という行動に移れます。
この最初の段階で躓いている人が殆どです。正しく歩く事がまずできていない。
- 正しく歩くの仕組みを知っていますか?
- 正しく歩く練習をしていますか?
- 正しく歩く事を実践していますか?
今の時代は普通に歩くだけで「正しく、十分な運動量で歩く」事は不可能です。そういう時代になっている事を理解した上で「歩く事」を学ばなくてはいけません。
正しく歩けるという事は、人間本来の歩行運動ができているという事。股関節を使った歩行ができているという事。それは「重心移動を使いこなしている」という事です。
そこまで「歩く」を学習した時、全ての運動は「歩くの延長線上にある」事が実感としてわかるはずです。
全ての運動の土台である「歩く」を身に付けた時、昔は必ずクラスに1人はいた「スポーツ万能」への道が開けます。
彼らは才能やセンスがあった訳ではありません。ただ、日常の何処かで「自分で気付けた」だけです。それも何となくのレベルで。
今の利便性優先、車社会の中で「自然と気付く」を期待するのは無茶です。運動量も幅も余りに足りていません。何より動きの限定される「特定競技」では気付きようが無いのです。
「足りないものが多い世の中」だという事を理解した上で足りていない事に自分で取り組む。その気持ちで「正しく歩く」を子供に伝えてあげて下さい。
それは5年、10年単位でお子さんの内側で育まれる「最高の贈り物」となります。
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