3人目で気付き、10人目で確信へ
2018年に本格的に産後の骨盤矯正を開始した当院ですが、産後の骨盤については驚きの連続でした。
- 1人目:産後の骨盤ってとても複雑な状態なんだろうな
- 3人目:あれ?産後の骨盤って何かイキイキしているぞ?
- 5人目:産後の骨盤ってする事が余り無いんじゃ。。。。
- 7人目:産後の骨盤って・・・いる?
- 10人目:骨盤に限るなら初診で完了だな。
1人目はドキドキしながら取り組んだ産後の骨盤矯正ですが、3人目で「産後の骨盤ってとても素直だ」と感じだし、10人目で「これは1回で十分だろ」という事を確信しました。
例外は「帝王切開」のママ
帝王切開のママは産道を使っていないので、そもそも骨盤に負担がそこまで掛かっていません。その代わりに切開部を中心に筋力の低下が非常に大きいです。
筋肉そのものは切っていないはずなのに、ここまで筋力が落ちるのか。と正直驚きました。人間の身体は全身で繋がりあっているという事を思い知った瞬間です。
帝王切開で出産をしたママは自然分娩と同じ手順での施術はリスクが高いです。メスを入れる前と後では「違うからだ」と考える事が大切です。
「前の状態を取り戻す」ではなく「新しい自分を作り上げる」という認識で身体の再構築を進めていきます。
産後の骨盤は触るところが無いことが多い。
産後の骨盤は基本的に触るところはありません。2018年から産後の骨盤矯正を本格的に開始して「一番出会った骨盤の特徴」とは何か?
「動きは鈍いが元気な骨盤だな」
ズバリこれでした。
300日に渡る妊娠期間で確かに動きは鈍くなっています。ですが「動きたがっている」事がしっかり伝わってくる骨盤ばかりでした。
本当に慢性化した症状で苦しむ患者様の骨盤は「疲れ果ててビクともしない」という特徴を持っています。カイロプラクティックではそれを「Fix(フィクセーション:固定)」と呼びます。
ところが、産後ママの骨盤は「やっと動ける!」という前向きなエネルギーがとても伝わってきます。根本的にヘルニアや坐骨神経痛、ぎっくり腰の患者様の骨盤とは質が違うのです。
「産後の腰痛や肩こりって本当に骨盤なのか?」
産後の骨盤矯正を希望されるママを前にして、僕にはこの疑問が浮かんでいました。
産後は骨盤より全身のケアを
- 産後の症状は「骨盤」が主要な原因なのか?
- でも、それならこの骨盤は説明がつかないぞ
- 他に原因が絶対にいるだろう。
そう考えながら産後の骨盤矯正に臨んでいた時、その答えに出会いました。
「あ、そういう事か」
産後の骨盤矯正を求めているママは「骨盤の開きが原因」と思い込み、産後の骨盤矯正の依頼をされます。
ですが、実際の骨盤は「動いている」上に「イキイキしている」という状況です。
その一方で「肩甲骨」や「股関節」はとても疲れ果てていました。元気が有り余っている骨盤に対して、こちらは元気がありません。まるで慢性症状に悩む患者様の関節の様です。
「ああ、こっちがママの根本問題なんだ」
産後のママを悩ませる様々な症状は「骨盤」「出産」から生まれるものではありません。出産に至るまでの「妊婦期間の積み重ね」が生み出した集大成です。
すべきは「骨盤」ではなく「全身のケア」なのです。
本来の身体を取り戻す
産後ママの身体は「妊婦モード」のままです。子宮を守る事に特化されたこの状態では腰も膝も肩もとても辛い。ママの健康は全く考慮されていません。如何に赤ちゃんを守るか、育むかが優先されています。
その状態は出産後も中々戻りません。300日間の穏やかな変化が身体に定着させてしまっているのです。
「妊婦モード」の身体は驚くほどに「腰痛患者さん」の身体と一致します。身体に起こっている現象が全く同じなのです。
つまり、産後ママに必要なケアとは「慢性腰痛患者さん」と全く同じ事。「如何にして本来の身体を取り戻していくか」に尽きます。
- 崩れた筋バランスを整える
- 動きを失った関節を開いてあげる
- 身体の使い方を再セットアップする
腰痛患者さんとの違いは「ゆっくり取り組む」という事だけです。負担は300日間に渡って積み重なっていますが、出産によってバランスの変化は一瞬でやってきます。
茨木・箕面彩都で産後の骨盤矯正/マタニティ整体をお探しの方はお気軽にご相談下さい。
産後の骨盤矯正の出張エリア
※彩都内から少し範囲を拡大しました!
〇箕面
彩都粟生南/彩都粟生北/粟生間谷/粟生新家/小野原/白島/萱野
箕面森町/ときわ台
〇茨木
- 彩都あさぎ/彩都やまぶき/
- 新郡山~井口台
- 茨木市山手台~新町/東町(タマスマートタウン茨木)
〇摂津市
- 千里丘新町(健都)